大井競馬場の1600メートルのコースの特徴やコース特性・傾向を分析して攻略法を解説していきたいと思います。
大井1600m コース分析
![](https://feature.keibataro.com/wp-content/uploads/2023/03/348c392715ef0e08290f2461d3cae349.jpg)
大井競馬場の1600mはダートコースで、スタート位置から最初の1コーナーまでの距離は300mです。
先行馬が多い場合、外枠の先行馬が先行しきれずに最初のコーナーで外を周らされる事が少なくありません。
ただ、大井の1600mはなかなか微妙なコースで、基本的には内枠の先行馬が有利なはずの形状をしているのですが、ペースひとつで差し追い込みが決まるコースでもあるのです。
例えば1200や1400から1600に挑戦してきた馬は、取り敢えずは今まで通りのペースで先行しようとします。
先行馬はそれについて行ってしまうとオーバーペースとなり、内回りの短い直線でもピタッと先行馬の脚が止まってしまいます。
そうなると、インコースの中団を進んでいた馬は、脚は残っているのに前の馬が隙間を開けてくれないため進路が無いと言う状況になり、そのインコースの馬が進路を確保するのにモタついている間に、外を周って差して来た馬がトップスピードに達してしまいます。
そのため本来は不利だと思われる外の差し馬が最後の最後で馬券圏内に突っ込んで来る事がよくあるのです。
なので、他の馬が序盤で競りかけられないほど先行力が抜けている馬や、他の馬にわざと逃げさせて自分は二番手で脚を溜めれる馬、または向こう正面から少しづつ上がって行って3コーナーからマクってゴールまで走りきる「良い脚を長く使えるタイプ」の馬が活躍しやすいコースです。
例えば前走同じ1着2着馬であっても、コーナー通貨順が12-12-7-3みたいな馬は、どちらかと言えば大井の1600では活躍しやすいタイプと言えるでしょう。
ですが12-12-12-11みたいな直線だけで上位に来た馬は、前が潰れただけのケースも多いので、今回も同じ走りが再現できるかどうかは微妙なところです。
枠順別・有利な脚質
枠 | 1 | 2 | 3・4・5 | 6・7・8 |
逃げ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
先行 | △ | △ | △ | ◯ |
差し | △ | △ | △ | △ |
追込 | × | △ | × | × |
先行馬やマクリ気味の外差しは好走
大井1600mはスタートからコーナーまでの距離があまり長くなく、最後の直線も短いため、スムーズに先行して良いポジションを取れるかどうかが重要となってきます。
中でも、どの馬の後ろを付いて行くかは騎手にとっても重要になってきます。
内隣が先行力のある強い馬で、その後ろのポジションにつければ、前の馬が進路を切り拓いて行ってくれます。
さらに強い馬なので最後の直線でバテる事なく後続群を突き放してくれて馬群の割れ目から抜け出しやすいのです。
では、逆に内隣の枠に自分と先行力が同じぐらいの、あまり強くない馬がいる場合はどうでしょうか。
前者の内隣が先行力のある馬の場合は、外側からインに切れ込んでくる馬に被せられないように、上手く外枠馬をブロックできます。
ですが、内隣が自分と同程度の先行力しかない場合には、外枠の先行力のある馬に前をカットされて塞がれてしまい、位置取りが悪くなってしまいます。
それが最終的には最後の直線で固まった馬群に包まれて動けなくなるパターンのメカニズムなのです。
自分の買おうとしている馬だけでなく、周囲の馬が作り出す陣形をイメージする事が展開予想なのです。
大井1600m 血統傾向
パイロ産駒…人気に応えるし穴をあける事も
クロフネ産駒…上位クラスでは通用してない
ゴールドアリュール産駒…安定株
ヴァーミリアン産駒・サウスヴィグラス産駒…過剰人気
ロージズインメイ産駒…1番人気なら信頼
カジノドライブ産駒…穴専?
クロフネ産駒は勝率高く馬券的にも一見良さそうなデータですが、勝ち星の大半はC3クラスを中心とした下級クラスで、Bクラスあたりで頭打ちになる馬が多いようです。
ヴァーミリアン産駒は出走数は多いので、そのぶん勝利数も多いですが、本命であまり勝てず大穴もあけず、現状では馬券の狙い目としては推奨しづらい成績です。
サウスヴィグラスは自身が現役では1200m〜1400mがベストの馬だったので、やっぱり1600mでは人気してても苦戦するケースが多いです。
種牡馬自身が現役時代に日本のダート界で名を馳せたような馬でも、産駒はそれほど期待通り走っていないことも多いです。
大井1600m 重・不良馬場
1番人気の成績は良くなっていて、枠順的には特に影響なさそうです。
雨が降ると馬群の中にいる馬は不利になりやすいので、注意しておいた方が良いでしょう。
大井1600m 騎手傾向
勝率上位騎手
御神本訓史騎手
真島大輔騎手
矢野貴之騎手
森泰斗騎手
単勝回収率上位騎手
達城騎手
藤本現暉騎手
和田譲治騎手
吉原騎手
結局少数の人気薄での数値が大きく影響しているため、騎手回収率だけを馬券の参考にするのは危険かもしれません。
大井競馬場は東京都品川区勝島にあり、地理的に海が近いので、風が強い日が多いのも他と違うところです。
大井競馬場の愛称は「東京シティ競馬」で、「TCK」とも呼ばれます。
地方競馬には中央競馬に無いナイター開催があり、大井競馬場は「トゥインクルレース」として発売され人気です。
アクセスは東京モノレールの大井競馬場前から徒歩約2分です。
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