船橋競馬場特徴

船橋競馬場の特徴やレース傾向について解説していきたいと思います。

船橋競馬場の特徴

船橋競馬場の最大の特徴としてはスパイラルカーブになっていることです。
普通の競馬場はコーナーが綺麗な半円ですが、スパイラルカーブは綺麗な半円のカーブではなく、コーナーの入り口は緩やかで、出口がきつく設計されたコーナーです。
それによってスピードをそれほど落とさずにコーナーに進入し、コーナーの出口で馬群がバラけやすくなるので、馬群の中で包まれている馬にもチャンスがあります。
後方の馬にもチャンスが得られるように設計されたコース形状なので、南関東の4競馬場の中でも短距離が多いにも関わらず、逃げ馬の成績は悪い方となっています。

逃げ馬勝率
船橋競馬 20%
大井競馬 18%
川崎競馬 24%
浦和競馬 28%

それでも差し・追い込みタイプと比べれば、逃げ・先行タイプの馬が有利であることには変わりありません。
逃げ一辺倒にならないようなコース形状でありながらも、まだ逃げが有利なので結局逃げ・先行か差しタイプかどっちが来るか悩ましい、というのが船橋競馬の難しさであり、荒れるポイントでもあるのです。

船橋競馬予想のポイント

船橋競馬必勝法のポイントは、1000m・1200mの短距離をいかに攻略するか、というところです。
実は南関東に在籍する短距離馬にとっては船橋は貴重な存在です。
大井競馬は短距離に1000m・1200mがありますが1000mのレース数は少なく、浦和競馬は800mの次が1300mでどちらもレース数が少なく、川崎競馬も900mの次が1400mでやはり900mのレース数は多くありません。
ですので1000m〜1200m位までしかスタミナがもたないような馬にとっては、船橋競馬場は活躍しやすい競馬場でしょう。
当然そういう極端にスタミナがない短距離馬は浦和の1300m以上や川崎の1400m以上で負けて人気を落としていることもあり、1000mや1200mで水を得た魚のように活躍するパターンもあります。
しかし反対に1300m以上のレースで好成績を残している馬が、船橋の短距離レースでは人気ほどの成績を残せない場合もよくあります。
また1600mなどで先行してもあと少しのところで惜しい結果に終わるような馬はスピードとスタミナを備えているので、距離短縮が功を奏することもあります。
ゴール前の直線も308mとなっており、南関東では大井競馬の外回りコースに次ぐ2番めの長さで、短距離レースが多い分逃げ一辺倒にならないよう設計されています。

荒れるレースの見分け方

船橋競馬の荒れるレースの見分け方としては、初心者でも比較的容易なのは競走のクラスに注目することでは無いでしょうか。
三連単で高配当を狙いたいのであれば、2歳限定戦や3歳限定戦ではなくCクラスやBクラスなどの中間クラスのレースを狙うのがいいかもしれません。
ダートグレードではないJRA交流戦は荒れる頻度がかなり高く、JRAの馬は普段JRAの馬と走っているし、船橋の馬は普段地方馬と走っているため、タイムや着順などでも能力の比較が難しい事が考えられます。

船橋競馬場の枠順傾向

一言で船橋競馬の枠傾向を言い表すと内枠不利だと言えます。

船橋競馬場の人気傾向

船橋競馬は地方競馬の中では単勝1番人気の勝率は40％を超えています。
三連単上位人気の組み合わせだと、三連単1番人気や2番人気の組み合わせは、的中率は他の組み合わせよりも若干高いものの、回収率はかなり悪いと言えます。
三連単では1番人気や2番人気の組み合わせは切った方が、馬券の回収率は改善するでしょう。

船橋競馬場の馬のレベル

船橋競馬所属馬のレベルは高く、南関東の重賞は船橋馬がもっとも多く勝っています。
とは言うもののダートグレードなどでJRAの馬に匹敵するのは流石にひと握りですが、全国からレベルの高い馬が船橋に集まって来ています。

船橋競馬場の騎手傾向

船橋競馬では森騎手・矢野騎手などの南関東全体で成績の良い騎手以外だと、やはり地元船橋所属の騎手がリーディング上位に名を連ねます。
船橋の馬はレベルが高く、それらの馬を管理する船橋の調教師とのコネが構築しやすいと言う地の利が成績に影響していると思われます。

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